豊愛日和 弊社営業スタッフの業務外活動記 2015年03月

「浜松の名物と言えば、やっぱりコレ。~後編~」

先月に続き、銘菓「うなぎパイ」の話です。
うなぎパイというお菓子には美味しさはもちろんのこと、沢山の歴史や秘話が詰まっていることをお話ししました。
そして今回は、そのうなぎパイを製造している「うなぎパイファクトリー」についてです。
実はここ、無料見学ができるようになっています。
嬉しいことに、見学の受付を済ませると、うなぎパイがもらえます。
美味しいうなぎパイを食べながら工場見学。
また、館内はとても清潔感があって好感が持てます。穴場的なスポットですね。

さて場所です。うなぎパイファクトリーは浜松市西区にあります。
駅やバス停からは遠いため、車で行くことをおすすめします。電車やバスよりアクセスしやすいでしょう。
東名高速道浜松西IC方面から向かう場合は、県道65号線を南下します。
浜名湖バイパスを利用される方は坪井ICで降りて、こちらは県道65号線を北上。
そうなんです、うなぎパイファクトリーは東名高速道と浜名湖バイパスの間にあります。
県道65号線の技術工業団地西という交差点に看板がありますから、そこを曲がるとすぐです。
案内が複数あるので分かりやすいと思います。
付近にはイオンモール浜松志都呂もあり、ここが視界に入ってくればもう近くです。

このうなぎパイファクトリーには主に3つの楽しみがあります。
まずは工場見学、次にパイカフェでの飲食、最後はお土産です。
でも私が注目したのは、この3つのうちどれでもありません。ちょっと変わってるんです。
私が気になったのは、手すり。あと、工場のスタッフ。この2つです。
まずは、手すり。

これ、よ~く見てみてください。
手すりがうなぎになっていませんか?なってるんです。

面白いでしょ。
私たちを楽しませるために、細かいところまでサービスが行き届いています。
訪れる方としては、こうゆうアイデアが嬉しいんです。
他にもクスクスと笑えるところがあるので、見学の際はぜひ探してみてください。

そして工場のスタッフ。
その前に、この掲示を見てください。

うなぎパイができるまでを、順に説明しているものです。
子どもに戻ったつもりで、図と照らし合わせながら工場を見学していくんです。
すると、ピタリと足が止まるところがあります。
それが第10番の工程。
「集積包装、まとめて袋詰め、ここでも選別」の工程です。
この選別という作業、感心します。

見学では工場内を上から見下ろすかたちになるのですが、そこでこの選別の作業を見ることができます。
白い作業着にマスク、膝の上で両手を組んで、じっと座っているスタッフ。
ベルトの上を流れるうなぎパイをひとつひとつ見つめては、出来上がりの合否を 判定しているのでしょう。
ただ、いくら待っててもスタッフが動かない時があります。
100個に1つくらいの割合でしょうか。
ピクリとも動かなかった体から手が伸びてきて、包装されたうなぎパイをつまみ出します。
両手でうなぎパイをくるくる回しながら、スタッフの目が光ります。
そして横のボックスに移動。たぶん不合格だったうなぎパイです。
運よくベルトに戻されるうなぎパイもいました。たぶん合格です。
こんな作業の繰り返しです。

何がすごいって、選別スタッフの集中力です。
手も足も動かさず、目と経験だけを頼りに信頼できる商品を選別しているんです。
しかもほとんどのパイが優秀だから合格、ゆえにじっとしている時間が長いのです。
傍から見れば寝ているようにも見えます。でもやっていることは非常に重要な仕事です。
私たちが美味しく、そして心地よくうなぎパイを食べられるのは、品質が安定しているからです。
品質が安定しているのは、完璧な選別ができているからこそ。
今まで数えきれないほどのうなぎパイを食べて育ってきました。
思い返してみれば、うなぎパイの箱を開けたとき、割れているパイが入っていたことは一度もありません。
パイの形が不揃いだったこともありません。包装されたうなぎパイは、ほぼ均一な形をしていました。
それも、この選別のおかげであったのかと知った今、もっとうなぎパイが好きになりました。
そして選別スタッフを見ていて色々なことを考えます。
おそらくあのスタッフは、割れたパイや異形のパイを摘出しているだけではないでしょう。
搬送中の揺れで割れるであろうヒビをも正確に見分けているはずです。
うなぎパイを見れば分かると思いますが、あの独特の表面。
模様なのか、ひび割れなのか。その区別は簡単ではないと思います。
しかも、うなぎパイは次々と流れてきます。一瞬の判断を要するのです。
噂によると、この作業ができるスタッフは限られているそうです。

ここからちょっと不思議な話になります。
信じられないと思いますが、それで正常です。安心してください。
私は選別作業に見入ってしまいました。
本当に申し訳ないことですが、じっと座りながら行う選別って楽しいのかなとも思いました。
私達の運転業務は、同じ座るといっても手や足を動かします。
景色だって変わります。お客さんとの会話も弾みます。
歩行者や他の車を譲ったりすれば感謝され、それが心地良かったりします。
でも選別ってどうなんだろう。
すると不思議なことに、マスク越しのスタッフに変化が現れたんです。
その表情が明るく見えてきたんです。
まるで誰かと楽しく会話しているようでした。
ベルトで流れていくうなぎパイ達に「いってらっしゃい」と言っているかのように。
「かっこいいね」とか「かわいいね」と言っているようにも見えてきました。
すると彼らも更に元気になって、ベルトを流れていくんです。
選別スタッフから声をかけられた全てのうなぎパイの包装は、一段と明るいんです。
本当に重要な作業だと納得しました。

夜のお菓子。
暗い夜にも関わらず、家族全員を明るくする力を秘めている理由。
スタッフの優しい想いを受け取って送り出されたうなぎパイは、食べる人を喜ばせるんだと。
それは、うなぎパイ自体が元気だから。
もしもスタッフが「かったるいな」とか「ひまだな」って思いながら選別してたら、その気がパイにも宿るんです。
例えば私たちが家を出るとき、家の人が玄関から笑顔で送り出してくれたら元気になります。
見えなくなるまで手を振ってくれたなら、涙が出るくらい嬉しくもなるでしょう。
そうやって今日も頑張ろうっていうパワーをもらうんです。
それとは反対に、こちらが「いってきます」と元気よく言っても、奥の部屋のこたつから 「ん~」としか聞こえない。
これでは一日のスタートも台無しです。

うなぎパイファクトリーは間違いなく前者です。
スタッフ全員によって明るく元気に送り出されているから、うなぎパイは美味しくてパワーが出るんです。
優しい心を配っている会社だと感じました。
よく見れば,、不合格になったうなぎパイも喜んでいるんです。
実は不合格ではなく、こちらも合格なんでしょう。
なぜなら、その子たちもお土産屋さんに並んでいました。
おそらく工場のお土産屋さんでしか会えない特別な子たちです。
とびっきりの笑顔でした。すかさず購入してしまいました。
春華堂のうなぎパイは、どれを食べても最高です。

このうなぎパイファクトリーには色々な楽しみ方があると思います。
訪れる皆さんが、自分なりの楽しみを探し出せたらなと思っています。

豊愛日和~弊社営業スタッフの業務外活動記~ 過去記事
2015年02月 浜松名物と言えば、やっぱりコレ。~前編~
2015年01月 砂あそびなら浜松
2014年12月 エアーパーク
2014年01月 北斎 ボストン美術館
2013年12月 12月の紅葉
2013年11月 車窓から眺める恐竜?
2013年08月 リニア鉄道館
2013年07月 空飛ぶ新幹線
2013年06月 ブルーベリーの郷
2013年05月 豊橋総合動植物公園
2013年04月 湖西市鷲津の桜の名所、本興寺
2013年03月 浜松よさこい がんこ祭
2013年02月 春を感じに、いちご狩りへ
2013年01月 新春到来 待ち遠しい春
2012年12月 師走の恒例行事
2012年11月 郷土英傑行列
2012年10月 日本のデンマーク
2012年09月 宿場町 二川
2012年08月 日本列島公園
2012年07月 夏バテ対策のクエン酸
2012年06月 可睡ゆりの園
2012年05月 浜松まつり
2012年04月 二年ぶりに見る夜桜
2012年03月 春キャベツ、新玉ねぎ、旬の自然の恵み
2012年02月 浜松・東三河フェニックスを応援する
2012年01月 北欧ラグマット「小さな国の大きな文化」
2011年12月 クリスマス節電イルミネーション
2011年11月 クリーンキャンペーン in 浜松
2011年10月 ええじゃないか豊橋